南部菱刺し・津軽こぎん刺し
昔、農民は木綿の着用を許されず麻布の隙間を糸で埋めるように刺した着物を普段着としていました。雪深い青森で生み出された保温・補強の為の生活の知恵で、菱刺しは南部地方で浅葱色の麻布に色鮮やかに偶数で刺されています。また、こぎん刺しは津軽地方で紺の麻布に白糸で奇数で刺されているのが特徴です。
草木染の糸
nonocで使っている草木染めの糸は、東北を中心に染めをしている作家さん達や地元のお店から買い揃えたものを使用しています。
藍・茜・くるみ・ログウッド・蘇芳をはじめ、ヒメジョン・ヨモギなど野にある植物。マリーゴールド・かりんなどの庭にある草木でも…同じ植物でも1色だけではないので、この色は何の植物だろう?と新しい糸に出会う度にわくわくします。
草木染めは色落ちを気にされる方も多いのですが、色の変化も含めてお楽しみいただければと考えています。漂白剤を使わない・直射日光の当たるところでの保管をしないなどご注意くだされば、ゆっくりとした変化を見ることができます。
桜・藍・りんご…その季節に合わせた製作もしています。中には珍しい植物で染められた糸もあります。どれもこれも季節を吸い取ったような温かみのある色で、優しく扱いたくなるのです。
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